ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2017年09月18日

完全アウェイな週末 -その①-

台風に掻き回された連休でしたね。
キャンプの予定を取り止めになさった方も多かったことと思います。
皆さまが被害に遭ってないことをお祈りしております。






さて、我が家の連休はもさパパの仕事で至って普通の週末となるはずでした。


ところが、台風の影響で仕事が全てSTOP!!



ということは、もさパパ完全OFFということです。
こんなlucky週末にじっとしておられるもさもさファミリーではありません(^^;;
かといって、台風キャンプはもう懲り懲り[+д+]



ということで、急遽、台風を避けつつ休暇を堪能することとしました。



つまり、壁あり・屋根あり・飯あり・風呂ありの










完全アウェイ










ということです( ´•ᴗ•ก)ポリポリ
アウェイのお出掛けとなると、俄然、やる気を起こすもさパパ(-_-;)
出発前夜に、そりゃ~も~普段見せることのない俊敏な動きでサクサク計画を立てていきます(-_-;)
シュミレーションが出来ると










よし、明朝5:00に出発だッ!!










と、家長の決意表明(-_-;)
それからは早く寝ろ!!とうるさいうるさい(-_-;)
何故、もっと重要ポイントでこういうイニシアチブを取らないか…(-_-;)









前置きが長くなりましたが、キャンプとは無関係のもさもさ家のアウェイな週末レポを始めます。










1日目


もさパパの指示に従うべく、もさママは4:30起床で身支度を整えます。
キャンプじゃないからか、イマイチ、ノッてきません。
あれ?そういえば、もさパパは同時刻に起きてガソリン入れに行くって言ってなかったか?








イビキかいて寝てやがる(-_-;)








程なく自力で起きてきたもさパパ、そそくさと身支度を整えてガソリンスタンドに出掛けて行きました。
帰ってくるまでに、子どもたちを起こし、即、出掛けられるようにします。


予定より30分遅れの5:30、横浜を出発。
今回、もさ家が向かうのは東北です!!

完全アウェイな週末 -その①-




もさパパ、とにかく行けるところまで行く!!という、変な使命感に燃えておりまして、行程から宿泊までNO PLANで進みます。


唯一の目的。それは、東日本大震災の爪痕を我が目で確認するということ。



本当はもっともっと前に訪れたいと思っていたのですが、今になってしまいました。



往路は常磐道を使うことに。
台風の影響か、渋滞皆無でスムーズな高速道路です。


常磐道は福島第一原子力発電所の事故以来、暮らすことはおろか、一時帰宅も儘ならない地域を含んでいます。

完全アウェイな週末 -その①-



その区間に入る前から、放射能測定値が道々表示されています。
9か所設置されているモニタリングポストの最高値は3.5μシーベルトでした。
その周辺地域がどのような情景だったかというと、荒廃した集落でした。
住み慣れた住まいから、新築間もない住宅、建築途中の住宅に至るまで蔦が絡まり、屋根や壁は落ちていました。
庭はもちろん、畑や田圃も雑草が生い茂っていました。
瞬間的に通り過ぎただけですが、あまりにも悲惨な状況に言葉もなく、ただただ呆然となるだけでした。
元の生活を取り戻すことができるのだろうか…疑問を抱かずにはいられませんでした。









我が家が先ず目指したのは石巻市立大川小学校です。
東日本大震災の津波で全校児童108人のうち74人が死亡・行方不明となった小学校です。
同じ年頃の子どもを育てている親の一人として強烈な記憶として刻まれた場所の一つです。


完全アウェイな週末 -その①-


完全アウェイな週末 -その①-




無言でした。
あまりにも悲惨で、あまりにも無念で…
想像を絶する津波の破壊力です。
津波が近づいていることも分からず、怯えながら、助けを求めて待ち続けた子どもたち…
どんなに恐ろしかったでしょうか…
考えるだけで胸が痛いです。


大川小学校があったこちらの地区は、これまでに津波が到達した記録がなく、地区の皆さんは大川小学校がいざという時の避難所と認識していたということです。
住民の皆さんも「まさか…」という気持ちでおられたでしょうね。
私もきっと同じように思うに違いありません。
「まさか、ここまで津波は来ないだろう」「自分のところは大丈夫」と…


でも、世の中に「絶対」ということは無いのだなぁ…と改めて感じさせられました。
それでも、今、この瞬間、災害が起こったとして、即座に判断し行動できる自信はやっぱりありません。
ぬるま湯体質、危機意識の欠落…そこに行き当ってしまいます。


何とも言えぬ感情を抱えたまま、その場を後にしました。












そのまま海岸線を走り、南三陸町へ。
こちらも大きな津波被害に遭った町ですね。
町の再建が進められてはいましたが、未だ大きな爪跡が残っています。

完全アウェイな週末 -その①-


完全アウェイな週末 -その①-


完全アウェイな週末 -その①-



復興のシンボルとなっているさんさん商店街に立ち寄り、そこから撮影した写真です。


こちらで昼食をとりました。
かまぼこコロッケ、いかのぽっぽ焼き、海鮮丼…地元の名物をいただきました。

完全アウェイな週末 -その①-









さりょうスタジオさんの常設写真展「南三陸の記憶」を拝見させていただきました。
津波の破壊力、脅威…鳥肌が立つほどの臨場感で迫ってきます。
被災された南三陸の皆さんが必死に生きて行こうとする姿…必死に元の生活を取り戻そうとする姿…
涙が溢れました。


この日は台風の影響もあったのか、海からの風が強く、肌に当たる風が冷たかったです。
9月でこの冷たさ…震災当日は雪交じりの寒い寒い冬日でした。凍える寒さの中、海水に揉まれ、風雪に煽られ…どんなに過酷な環境だったことか…
想像するだけで辛さが突き刺さる感じがしました。










昼食を終えた時点で時刻は14:00になろうとしています。
そろそろ夜のことを考えなければなりません。
しかし、もさパパはまだまだ北上するようです。









その後も海沿いを走り、陸前高田市へ到着。
奇跡の一本松をご記憶の方も多いかと思います。
津波で町の8割が水没したとのことです。
こちらも復興事業を進めているとのことですが、まだまだ町の様相は呈していません。










更に北上して釜石市へ。
こちらも津波で大きな被害を受けました。
そちらの記憶はもちろんありますが、釜石の軌跡と呼ばれる「『自分の命は自分で守る』釜石の防災教育」でも注目されています。
今まで訪れた町と同じく復興は進められていますが、全て元通りというわけにはいかない現状のようです。











半日かけて、いくつかの被災地を訪ねさせていただきました。
大震災より7年。
犠牲になられた方々、ご家族の皆様に改めて哀悼の意を表したいと思います。


大きな悲しみを抱えながら、東北の皆さんは必死に復興を推し進めていらっしゃいます。
それでも、未だ、元の姿を取り戻すには至ってないというのが現状のようです。
一日でも早く、心安らかに過ごせる日々が訪れることを祈念いたします。
















釜石まで北上した理由。
震災の爪痕を焼き付けるということもありますが、こちらはもさパパにとって少しばかり思い入れのある土地です。


釜石市は新日鉄住金釜石製鉄所でも有名ですよね。
もさパパ、何を隠そう、元ラガーマンなのです。
若かりし頃、北の鉄人新日鉄釜石ラグビー部に思いを馳せて、この地を訪れたことがあるみたい。
そんな思い出もあって、もう一度訪れてみたかったようです。
当時の思い出話もちょこちょこしてくれましたヨ(^^)












時刻は既に18:00に迫っています。
ということで、北上はココまでといたします。
釜石から西へと進みます。
向かうは遠野市
民話のふるさととして有名な町ですよね。宮沢賢治文学がお好きな方には堪らない町でしょう。
もさもさシスターズにも











河童釣りしよ~!!
完全アウェイな週末 -その①-












と言っていました。
もちろん、娘たちは釣り上げる気満々です(^^)











が、辺りはすっかり暗闇に包まれてしまい、河童を釣り上げるよりも、河童に引き釣りこまれる可能性の方が強くなりました。
娘たちも少し怖くなったようで「別に釣りたくない!!」と言い始めたのでスルーすることにしました。


ということで、遠野は完全な通過点になってしまいました。
更に西に進み、今夜の宿泊地へ向かいます。











NO PLANな旅行なので宿泊先も決めてませんから、陸前高田市を出たところで宿を探して予約しました。
家族4人で泊まれる宿泊先を探すのは、意外と大変!!
もさママ、iphoneと睨めっこして、ようやく宿を確保しました。


ということで、水沢市へ向かいます。


今夜、お世話になるのはみずさわ北ホテルさん。
JR水沢駅にほど近く、繁華街の真ん中に位置しており便利です。
おまけに小学生以下の子どもは添い寝無料
有難いサービスです(≧▽≦)
130cm幅のシングルベッドが2台入ったツインルームなので、寝るだけなら十分です。
おまけに駐車場も無料!!



予定より30分遅れてチェックイン(連絡済)。
荷物を置いたら、食事に出掛けます。
設営なしですぐに寛げます(^^;;


宿が駅近なので、食事処もそれなりにありました。
我が家はチェーンの居酒屋へお邪魔します。

完全アウェイな週末 -その①-


完全アウェイな週末 -その①-



これまたキャンプと違ってボタンを押せば料理を運んできてくれるのは嬉しいですね(^^;;
たらふく飲んで、食べて満足しました(´◉◞౪◟◉)






ホテルの戻ったら、一気に疲れが襲ってきました。
もう何もできそうにありません…
誰よりも早く、おやすみなさい…

















つづく…


















  • LINEで送る

このブログの人気記事
2021年キャンプ始め -その①-
2021年キャンプ始め -その①-

同じカテゴリー(家族のこと)の記事画像
2022 ふたりの夏景色 その⑥
2022 ふたりの夏景色 その⑤
2022 ふたりの夏景色 その④
2022 ふたりの夏景色 その③
2022 ふたりの夏景色 その②
2022 ふたりの夏景色
同じカテゴリー(家族のこと)の記事
 2022 ふたりの夏景色 その⑥ (2022-11-20 19:14)
 2022 ふたりの夏景色 その⑤ (2022-11-08 20:13)
 2022 ふたりの夏景色 その④ (2022-11-05 18:40)
 2022 ふたりの夏景色 その③ (2022-11-02 21:56)
 2022 ふたりの夏景色 その② (2022-10-31 20:37)
 2022 ふたりの夏景色 (2022-10-30 16:08)
この記事へのコメント
箱物旅行
それはそれでとっても 素敵ですよね

東北行かれたんですね
私も震災直後から何度か訪れていますが、まだまだ復興には程遠いですね。しかし現地の人々はしっかりと頑張っていらっしゃいます。
全く頭が下がる思いです。

明日から東北に出張です。
水沢にも行きますよ。
Posted by shoroushorou at 2017年09月19日 21:08
shorouさん

こんばんは。
出張お疲れさまでした!!

東北地方は本当にショッキングでした。一関出身の知人から「大分、復興が進んだよ」と聞かされていたので、余計です。知人は震災直後を知っているだけに瓦礫が撤去され整地され始めた現状が、ずい分な進展と言えるのでしょう。
本当に、皆さん、必死に立ち向かっておいででした。
皆さんが安心して生きていける東北が一日でも早く戻って欲しいなぁ!!と思います。

コメントありがとうございました。
Posted by もさもさママもさもさママ at 2017年09月21日 19:16
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
完全アウェイな週末 -その①-
    コメント(2)